気付きの重要性
こんにちは、そらまめです。
今回学習したのは、「気付く」についてです。
世の中には非常識だといわれる人や行動があります。しかしその人や、その行動を行った人は自分が非常識だと思っていたり、知っていながら非常識な行動を行っているのでしょうか?中には注目を集めたいなどの理由でわざと行っているパターンもあると思います。しかし、自分が非常識だ・非常識な行動をしていると気付いていない人もいるのではないでしょうか?その様な人達に「常識を働かせましょう」「常識的な行動をしましょう」と言っても気付いていない以上無意味でしょう。
同様に、職場でよく聞く言葉に、「頭を使って仕事をしろ」とか「少しは自分で考えろ」といったものがありますが、「頭を使え」と言われただけで「頭を使う」ようになる人も殆どいないでしょう。そう言われている人は自分が「頭を使っていない」とは気付いていないからです。ポイントは気付きの重要性です。
私たちの身の回りの問題や課題に対して以下の三通りの人が存在するということです。
①本当に出来ない人
②出来ていないと気付いている人
③出来ていないことにすら気付いていない人
これは、全ての領域で①の人がいるとか、全ての領域で③の人がいるという意味ではなく、個人個人でも各々個別の問題によって、自分が①の領域に入る時もあれば、③に入ってしまう時もあるということです。
これを、別の切り口から見て、身の回りの事象を問題になっているかに分類すると
①「本当に問題がない」解決済の問題
②「問題だと気付いているが解決していない」未解決の問題
③「問題だということにすら気付いていない」未発見の問題
に分けられます。
②の状態から①の状態に移行することを問題の解決、③から②の状態に移行することが問題の発見ということになります。いわゆる「気付き」というのは、問題の発見のことになります。
圧倒的に問題が深く、難易度が高いのが問題発見です。「問題は見つかってしまえば解決したようなものだ」という言葉にも表れています。
問題解決の能力と問題発見の能力は別のもので、例えば試験の問題が出来たり一流大学を卒業した人の中にも私の思う「頭の固い」人はいます。そういう人は問題解決が得意なだけで、それは必ずしも問題発見が得意なわけではないからです。
③の状態は私たちの思った以上に沢山あります。何しろ未発見の領域なわけですから想像以上に多いと思っておくべきでしょう。私達が計画を完璧に練って必ず成功すると思っていた計画が失敗してしまうのは、恐らく③の問題が絡んでいるからでしょう。
では、未発見の問題を見付けられる様にするにはどうすればよいのでしょうか?私はまず、上にも書いた通り未発見の領域は想像以上に広いという認識を常に持ったうえで、普段から頭を柔らかくし、柔軟な思考を持っておくようにすることだと思います。